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VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

ループ素材のプチフリーズ問題

最近VJ中に起きているちょっとした悩みにループ素材のプチフリーズ問題がある。

前回更新時のVDMX5を64bit版にアップデートした際に主にレガシーコーデックの映像素材が読み込めない問題があったが、
おそらくこのプチフリーズも64bit版にアップデートしてからではないか、という気がしている。

気がしているだけでこれまた未検証なのではっきりした原因はわからない前提で話を進めると、先日3840×720(素材によっては2560×480)というサイズの映像を順に出していたところループ素材のループポイントで一瞬引っかかるものが有りコーデックを調べるとPhoto-Jpegのものだった。同じものをHAP形式で書き出すとループポイントはスムーズに再生できた事からもコーデックの設定部分がいままでの32bit版に比べるといくらかシビアになっているのかマシンパワーを以前より必要としているのかもしれない。

Photo-Jpeg自体は推奨コーデックの1つだけれども書き出した際の設定には少し注意が必要かもしれない。と、いうのもループで引っかかる素材は書き出しの際にクオリティーは99に設定していたからで、HAPプロジェクト?のGitHubからダウンロード出来るAVF Batch Converter.appのデフォルト設定をみるとPhoto-Jpegの書き出しクオリティーは76%になっている(HAPのクオリティー設定も76%)ことからも画像圧縮とデータのレスポンスを考えるとバランスのとれたクオリティー設定の落とし所が76%になるのだろう。使用しているマシンがSSDに換装しているとはいえ2012モデルである事を考えると動画の圧縮率(クオリティー)のバランスも少し考えていかなければいけないのかもしれない。

VDMX5 b8.5.0.4 読み込めるファイル読み込めないファイル

VDMX5の最新アップデート b8.5.0.4にしてから初めての現場。いざ64bit版のアプリで今までのセッティングデータを開いてみるとサムネイルの現れない素材がちらほら。
ファイルに名前を付けてはいるがどんなものだかわからずサムネイル無しのQuickTimeアイコンを選択するとアプリごと強制終了してしまう。これは困ったと、消去せずにおいた32bit版(前のバージョン)で立ち上げてみると何の問題もなく全ての素材のサムネイルが表示され問題なく使用出来る。

というわけで64bit版のアプリでサムネイルの表示されない素材のコーデックを調べてみると

  • アニメーション(アルファ付き)
  • Cinepack
  • PNG(アルファ付き)
  • Photo-Jpeg
  • Hap

となっているようで。 リストの上二つは規格的に古いものなので64bit版では切られてもおかしくないが、下二つに関しては使用出来るコーデックのはずで、読み込めている素材もあることから個別のデータエラーのようなものなのかな、と。真ん中のPNG(アルファ付き)は静止画だと問題なさそうなので動画だけなのか?

そもそもこれがアプリの仕様なのか、個々の環境に起因するものかはよくわからないのでもう一度リリースノートを読む、という基本的なところに戻るのですが、手持ちの素材に他のレガシーコーデック(Sorenson3等)はたまたま無かったけど素材の刷新も含めてCinepack320x240みたいなMotionDive時代の生き残りみたいな素材もいいかげん引退の時が来たということでしょうか。

ついでにModul8の2.9にしたところ素材のサムネイルが他の素材のものと入れ替わる事態になっていますが、これはまだなんの検証もしていないのでよくわかりません。

-追記・2015.11.19- modul8は動画素材を一旦削除し再度読み込み直してからはサムネイルがダブる事象は起こらず
以前読み込んでいたキャッシュか何かが悪さしていたのかな、とも思うが原因は特定出来ず

カムバックできるかMacbook Pro その6 〜HDD換装篇〜

El Capitanがリリースされもはや時代遅れも甚だしいCore 2 Duo搭載のMacBook Pro13(Mid2009)も対象機種となっているので、実用に耐えうるかどうかは別としてアップグレードの可能性を残す意味とVJ時のサブマシンとしてレスポンスの向上を期待して内蔵HDDをSSDへと換装。

換装したSSDは下記リンク先のモデルで、読み出しは一般的なSSDと同じくらいだけど書き込み速度はそこそこなので?値段はちょっと安価なもの。容量はOSとVJアプリと映像素材以外は元々内蔵していたHDDを外付けにしてそちらへ、という方向で240GBを選択。

SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-240G-J25

SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-240G-J25

内蔵していたHDD(一度大容量のものに換装済み)の速度は f:id:flat_ninja:20151016105335p:plain:w500

で、換装したSSDの速度は
f:id:flat_ninja:20151016105419p:plain:w500

そもそもSSDの接続が3GBitなんで速度も期待していなかったけどもそれなりの速度が出ているようで、OS10.9をインストールし直した感じ、かなりサクサクと反応するようになり余程ヘビーな作業をしなければしばらくこれでもいけそう。この後El Capitanへアップグレードするかどうかはしばらく様子を見てからに。

Yosemiteよりも前のOSだけども試しにTerminalからtrimforceのコマンドを入れてみたらYosemiteで出てきたものとはちょっと違うメッセージが出てきたので腰が引けてそこから先には進まず、TrimEnablerでTrimサポートはオンに。 とりあえずはVJアプリのインストールと現場での使用感に期待。