molog

VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

VDMX5 b8.5.0.4 読み込めるファイル読み込めないファイル

VDMX5の最新アップデート b8.5.0.4にしてから初めての現場。いざ64bit版のアプリで今までのセッティングデータを開いてみるとサムネイルの現れない素材がちらほら。
ファイルに名前を付けてはいるがどんなものだかわからずサムネイル無しのQuickTimeアイコンを選択するとアプリごと強制終了してしまう。これは困ったと、消去せずにおいた32bit版(前のバージョン)で立ち上げてみると何の問題もなく全ての素材のサムネイルが表示され問題なく使用出来る。

というわけで64bit版のアプリでサムネイルの表示されない素材のコーデックを調べてみると

  • アニメーション(アルファ付き)
  • Cinepack
  • PNG(アルファ付き)
  • Photo-Jpeg
  • Hap

となっているようで。 リストの上二つは規格的に古いものなので64bit版では切られてもおかしくないが、下二つに関しては使用出来るコーデックのはずで、読み込めている素材もあることから個別のデータエラーのようなものなのかな、と。真ん中のPNG(アルファ付き)は静止画だと問題なさそうなので動画だけなのか?

そもそもこれがアプリの仕様なのか、個々の環境に起因するものかはよくわからないのでもう一度リリースノートを読む、という基本的なところに戻るのですが、手持ちの素材に他のレガシーコーデック(Sorenson3等)はたまたま無かったけど素材の刷新も含めてCinepack320x240みたいなMotionDive時代の生き残りみたいな素材もいいかげん引退の時が来たということでしょうか。

ついでにModul8の2.9にしたところ素材のサムネイルが他の素材のものと入れ替わる事態になっていますが、これはまだなんの検証もしていないのでよくわかりません。

-追記・2015.11.19- modul8は動画素材を一旦削除し再度読み込み直してからはサムネイルがダブる事象は起こらず
以前読み込んでいたキャッシュか何かが悪さしていたのかな、とも思うが原因は特定出来ず

カムバックできるかMacbook Pro その6 〜HDD換装篇〜

El Capitanがリリースされもはや時代遅れも甚だしいCore 2 Duo搭載のMacBook Pro13(Mid2009)も対象機種となっているので、実用に耐えうるかどうかは別としてアップグレードの可能性を残す意味とVJ時のサブマシンとしてレスポンスの向上を期待して内蔵HDDをSSDへと換装。

換装したSSDは下記リンク先のモデルで、読み出しは一般的なSSDと同じくらいだけど書き込み速度はそこそこなので?値段はちょっと安価なもの。容量はOSとVJアプリと映像素材以外は元々内蔵していたHDDを外付けにしてそちらへ、という方向で240GBを選択。

SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-240G-J25

SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-240G-J25

内蔵していたHDD(一度大容量のものに換装済み)の速度は f:id:flat_ninja:20151016105335p:plain:w500

で、換装したSSDの速度は
f:id:flat_ninja:20151016105419p:plain:w500

そもそもSSDの接続が3GBitなんで速度も期待していなかったけどもそれなりの速度が出ているようで、OS10.9をインストールし直した感じ、かなりサクサクと反応するようになり余程ヘビーな作業をしなければしばらくこれでもいけそう。この後El Capitanへアップグレードするかどうかはしばらく様子を見てからに。

Yosemiteよりも前のOSだけども試しにTerminalからtrimforceのコマンドを入れてみたらYosemiteで出てきたものとはちょっと違うメッセージが出てきたので腰が引けてそこから先には進まず、TrimEnablerでTrimサポートはオンに。 とりあえずはVJアプリのインストールと現場での使用感に期待。

VDMX5 アップデート b8.5.0.4

VDMX5がアップデートされて64bitアプリになってます。新OS「El Capitan」へも対応。
今回のアップデートでのハイライトは以下のようなもので、以前のバージョンはリネームする事で同時インストール可能なようです。 h.264形式のデータもキビキビ動くっぽいので現場で渡される映像なんかもエンコードを考えずにそのまま使えそうです。

A more detailed change log is below, but here are a few highlights and notes before you try it out.

  1. The new 64-bit update requires 10.10 or later!
  2. If you'd like to keep this and the older 32-bit versions installed at the same time, simply rename the existing VDMX on your computer to something else (eg VDMX b8232 or VDMX 32bit) before running the new installer.
  3. Various old movie codecs are no longer supported by AVFoundation. PhotoJPEG, Hap, and h.264 are now generally recommended for use in VDMX. ProRes is also supported.
  4. That's right, you can use h.264 movies! To get the best performance while scrubbing / adjusting playback rate make sure to set every frame as a keyframe when encoding.
  5. Movie Recorder can capture to h.264 with hardware acceleration on supported GPUs. Recorder can also capture to PhotoJPEG / Hap / ProRes.
  6. Vuo support! See the release notes for full details, but essentially Vuo compositions can be used as sources, FX, text sources and plugins.
  7. Lots of bug fixes, performance improvements and time saving workflow tweaks.

さらに細かいアップデート内容はフォーラムからどうぞ

アプリ自体の容量も若干大きくなっています。 f:id:flat_ninja:20151001114150p:plain f:id:flat_ninja:20151001114201p:plain

アプリの限界まで使い込んでいるわけでもないですが、パフォーマンスがどれくらい上がっているのか楽しみです。