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VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

旅日記 2008-05-28 (Wed) キエフ2

昼食後、街にある鉄道チケットセンターへ。雨上がりのキエフの街はタンポポの綿胞子が舞う。




通り沿いにあるチケットセンターは簡単に見つかった。チケットを買おうと時刻表と列車番号をしばらく眺めてみたが文字が読めないのでさっぱり要領を得ない。
インフォメーションがどこかもわからなかったのでさらに少し歩いてキエフ駅に向かう事にした。



昨日到着する予定だった駅はここなのか、しばし外から眺めチケット売り場へ。しかしここも同じ時刻表があるだけでやはり目的の列車はわからなかったが、構内を見回すと”インフォメーション”の文字が見えたので「ハンガリーのブタペストへ行きたい」というと国際列車のチケット売り場を教えてもらう。ついでにチケットの金額も聞くと446.60rph(12,000円位)との事。値段は一つしか出てこなかったので席の種類は特にないようなので、そのチケットを買う事にした。
モスクワの駅の事を思えばずいぶんとあっさりチケットを買えた事に拍子抜けした。これでモスクワの駅のごとく人が並んでいるとチケットを買うのにも一苦労しそうだ。というのも、モスクワでは行き先なんかをコンピューターに打ち込み印字していたのだが、ウクライナでは複写用紙を使いながら出発〜到着の駅、時間料金なんかの情報をチケットの台紙に書き込んでいるのだ。ずいぶんとのんびりしたシステムである。とりあえず次の目的地のチケットが買えたのでひと安心。





駅を出て駅前のマーケット(一つの店舗が貨物列車で運ばれているような一つのコンテナの集合体でできている)を素見してからブタペストでの宿を探すためにインターネットカフェへ向かう。いくつ目星を付けていた中で独立広場近く郵便局に併設されている所へ行ってみる。
とりあえず一時間と伝えて指定されたマシンの前へ。あてがわれたマシンがたまたまそうなのかウクライナの状況がどうなのかわからないがずいぶんと懐かしい感じの立体感のないデスクトップが目に入る。ブラウザーを立ち上げてみるがなかなか立ち上がらない。ようやく立ち上がったブラウザーgmailにアクセスすると…アクセスしきる前にフリーズした。
店の人に声をかけ再起動してもらいマシンが立ち上がるのを眺めていると“Pentium3 600Mhz”,“Windows 98”と出てくるではないか。何かの悪い冗談かと思い回りを見回してみるが周囲の人々は黙々とマシンに向かっている。もしかするとページが読み込まれているのを待っているだけかもしれないが。そんな状況で主にページを読み込む事に時間を費やし、たいした情報も手に入れる事はできずにこのインターネットカフェを後にした。