旅日記 2008-05-28 (Wed) キエフ

目が覚めると良く晴れた朝だった。シャワーを浴びてTシャツを洗う。明け方の4時頃だろうか部屋に１人宿泊客が増えた。今日は次の目的地ハンガリーの首都ブタペストまでのチケット確保と宿の支払を済ませなけりゃいけない。

支度をして外出をしようとするとフロントのお姉さんが安く食事の出来る店を教えてくれた。”ルクヤニフスカ”から地下鉄に乗り”チラトリアーナ”で降りて少し歩いた所だと言う。「わかった？」と聞くので「だいたい理解した」というとひとつひとつ僕に道を確認させるように教えてくれた。ずいぶん優しいもんだと感心する。よほどお腹をすかせたように見えたのだろうか…。

宿を出ると目の前にはアメリカ大使館があり行列ができていた。大通りへ出て目に着いた“OPT BANK”でキャッシングが出来た。2000rph（たぶん2万円位）引き出し懐に余裕もできたのでプラプラ歩いてチラトリアーナ駅方面に向かう。道沿いのドラッグストアで使い捨てのひげ剃りを購入する。しばらく歩いていると雲行きが怪しくなってくる。しばらく歩いているとポツポツと雨が降り出し、チラトリアーナ駅付近に近づいた時には土砂降りになった。

あまりの雨に近くのビルのエントランスでしばし雨宿りをして少し小振りになった所で地下鉄の駅入り口へ移動。夕立のような雨なのだろうけど降りやむ気配がないので駅入り口でコーヒーと紅茶を売っている売店（正確にキオスクのような形態ではなく、お湯の入ったポットとインスタントコーヒーとティーパックを広げて商売をしている）でエスプレッソ(1.25rph)を買って飲みながら雨がやむのを待つことにする。

30分もすると雨も止んだので宿で教えてもらった食堂へ。宿の人の丁寧な説明のおかげで食堂は簡単に見つかった。食堂は食べたい料理をトレイに乗せてレジで料金を支払う形式だったのでメニューを読む必要もなく、目についた気になる料理をあれこれ選び、日本を出発してから一番まともな食事をとることができた。