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VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

旅の記録 2008-05-21(1)

朝08:00頃目が覚めるが2度寝し、09:00頃起床。昨日食べきれず、暖房の上に置いておいたペリメニを食べる。ほどなく"Ishim"に到着する。ホームに降りてみるが寒いのですぐに戻る。寝ている間に"Omsk"(ドストエフスキーがモスクワ追放の際に10年程滞在していた土地)は寝ている間に通り過ぎていたようだ。次の駅まで4時間程。西シベリア平原をひた走る。

モスクワ時間10:20頃、"Tiumen"着。駅は今までにない位モダンな作りになっている。20分程停車していたが売店は見当たらず。次の駅"Sverdlovsk"(エカテリンブルク)に着くのは4時間半後。地図の上ではエカテリンブルクが西シベリア平原の西端になっていてここからウラル山脈を越えるといわゆるロシアに入る。
毎日車掌さんが掃除機で廊下や部屋を掃除して回っているが、掃除機が動くのに携帯が充電できない理由がわからない。デジカメの充電も出来なかった所を見ると差し込み口の変換アダプターが壊れているのだろうか。モスクワに着いたら充電できるか試してみないといけない。

"Sverdlovsk"着。人の乗り降りも多い大きな駅だ。バナナが売っていたので購入。インテリアデザイナーをやっている、という男(名前はセルゲイ)が同じ部屋になった。今まで静かだったジミールが堰を切ったようにしゃべりだした。とたんに部屋は賑やかな雰囲気に。

何もする事がないので携帯の充電を試みる。ユルユルの差し込み口に充電器を挿して押したり引いたりしてみるとユルユルの中に充電できるポイントがある事がわかる。微妙な角度でささる充電器は車両の振動で抜けたりするがとりあえずはひと安心。
ここから6時間かけウラル山脈を越え"Perm"へ。モスクワまでは1800km。

モスクワ時間19:30(現地時間21:30)まだ日が高い。ジミールはモスクワ到着後カザンへ、セルゲイはモスクワで仕事をしているので家に帰るようだ。ボクがサンクトペテルブルクへ行くと言うと乗り換えを手伝おうか、と言ってくれるがモスクワで一泊するので御心配なく、と伝える。ジミールやセルゲイと話すだけでも英語の発音にかなり違いがある。ロシア語訛りの英語とは言っても幅が広い。「モスクワ」という単語でさえ「モスクワ」「モスコーバ」「モスクーバ」など人によっては「マストバイ」としか聞こえない人もいて、ネイティブスピーカーなら全部が「モスクワ」でもボクには全部違う言葉に聞こえる。英語もまたしかり。逆にボクがド下手な英語で何かしゃべっても英語をしっかりしゃべれる人はある程度意味を汲んでくれるが、ボクと同程度歯科しゃべれない人にはたぶん通じていない。それはお互いさまだと思って通じる範囲で意思の疎通を図る。もう少しこちらが英語を理解できてインチキ英語も聞き取れればもう少し広がりがある事はわかった。