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VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

旅の記録 2008-05-19(1)

モスクワ時間の02:00(常に西へ移動しているため現地時間は不明)起床。昨日よりもさらに山の上か高原を走っている様だが、霧がかかっていて周りの風景はよくわからない。同室の男(後に「ジミール」という名前が判明)は昨日の夜ビスケットや紅茶のティーパックを買い込んでいた。彼もまだしばらく乗っているのかもしれない。新潟から同じ便でウラジオストク入りした老人が隣の車両に乗っている事がわかった。何処まで乗っていくのだろうか。


ジミールが寝言を言う。やはりロシア語だ。


シベリア鉄道では停車中と停車前後はトイレがつかえない。なぜなら用を足したあと流すという行為はすなわち鉄道の下に落としているから。土地のサイズと鉄道利用者の数を考えればレール上の放っておいても肥やしになって終わりなのだろう。当然ボクの食べカスもシベリアの肥やしとなるべく大地へ転がり落ちていった。次の駅まであと30分。


モスクワ時間05:00 "Ulan-Ude Pass駅"に到着。この駅は名前の通りモンゴルはウランバートルからの列車が乗り入れてくる割と大きな駅で、ホームにもモンゴル人が沢山いてそれまでの駅とは雰囲気がかなり違う。ここで食料品でも買おうかと思ったが駅の売店があまりに混んでいて結局タバコしか買えなかった。タバコの銘柄も日本語発音では当然通じるわけもなく買うのにも時間がかかってしまう。この売店というのが日本のキオスクとは違い商品を直接手に取れるわけではなく、ガラス張りのキオクスのなかに商品は置いてあるが小さな窓口から商品を指定して買わなければならないため商品名のわからないものは買いづらい。売店の人は無愛想だがロシア語はしゃべれないまでも、とりあえず「スパシーバ」と言っておくと対応が良くなるようだ。物価は高いわりにタバコは日本の半額くらいで買える。
・キャメル 30ルーブル


ここから鉄道は5時間ほど走り続ける。地図によるとここからイルクーツクまでバイカル湖に向かって進んでいくようだ。昼食は昨日買ったカップ麺とパンとソーセージ。バナナを売っている店もあったので次ぎに見かけたら買いたい。