molog

VJをする類人猿がVJやそれらの周辺に関する雑感を文章化するブログ

旅日記 2008-05-27 (Tue) サンクトペテルブルク〜キエフ

何度か目が覚めては寝るを繰り返して09:30頃起きる。寒い。
内陸を走っているからかどうかは知らないがサンクトペテルブルクよりずっと寒い気がする。
シベリア鉄道の時は停車駅と停車時間が把握できていたが今回は何も把握できておらず、まだロシア国内だという事以外いったいどの辺りを走っているのすらわからない。同室の女性はまだ横になったままで枕元には昨日から読んでいた”HARUKI MURAKAMI(村上春樹)”とだけ判読できる本が置いてある。そういえば村上春樹の本はまだ読んだ事が無い。家に一冊くらいあるだろうから帰ったら読んでみよう(帰国してから半年、まだ読んでない)。鉄道で長旅をする事になれているこちらの人は時間の潰し方が上手だと感心する。


携帯電話を見てみるとロシアでは見なかった通信会社の名前になっていて、調べてみるとベラルーシの会社のようだ。つまりベラルーシと国境を接する辺りを走っている、という事なのだろう。
携帯のローミング設定を手動に切り替えてみると携帯電話からメールは送れるようだ。ロシアの”MegaFone”はドコモの冊子によるとパケット通信可になっていたがメールは送れなかった。ウクライナの状況はまだわからないがモスクワやサンクトペテルブルクWi-Fiが普及しているようで対応機器を持っていればインターネットカフェを探しまわらなくてもメールのチェックや調べものは容易に行える。次回は何かWi-Fi対応機器を持って旅をしてみたい。


11:00頃昼食。サンクトペテルブルクで買って食べきれなかったパンとホテルから失敬して来たジャムやマーガリンなど。同室の女性からトマトとゆで卵をもらう。うまい。
今更ながら携帯電話の国際ローミングに関する冊子を読んでみる。というのも『地球の歩きかた ロシア'06〜'07』はウラジオストックからモスクワへ向かう途中で熟読し尽くし、行く予定の無い国の情報も読んでしまったため読む部分が無くなってしまったのだ。ローミングの情報も一通り読み終わり次のガイドブックを読もうとした時、同室の女性が外を指差すので目をやると、停車した駅で大量にぬいぐるみを抱えた人がホームに立っているではないか。どうやらぬいぐるみを売っているようだ。車内にも入って来ている。工場でもあるのだろうか。







13:00 駅に停車中。国境を越えるのは何時くらいかよくわからないまま電車に乗っている。
ウクライナの両替レートを計算してみると、ロシアより若干安い程度だがモノの本によると物価はロシアに比べると安いようなので少し気が楽になる。とはいえ実際どのくらいの現金を両替すればいいのか見当がつかない。
そうこうするうちにイミグレーションカードが配られ、相変わらず日付の書き方に戸惑いながら書き込む。多少の書き損じはあるが問題はないだろうか。そろそろウクライナに入るのだろう。
キエフに到着したらブタペストまでの電車の料金を調べないといけない。ウクライナ公用語ウクライナ語らしいがロシア語の出来ない身にしてみればウクライナ語とロシア語の差もわからないので何の問題も無い。
ブタペストまでの所要時間がわかれば予定も立ち、宿も予約できるだろう。しかし電車動かない。